windows版インストーラをつくってみる
配布に必要なファイル(QtのDLLおよび実行ファイル)とそのディレクトリ構成がわかったので、暫定でWindowsインストーラを作ってみます。
しばらく前に検討した「EXEpress 6 Lite」を使います。フリーソフトの配布に使う分にはフリーで使えるのですが、少し機能が制限されます。
インストール時の構成は以下です。
$ find dist_win81 -print
dist_win81
dist_win81/bin
dist_win81/bin/icudt52.dll
dist_win81/bin/icuin52.dll
dist_win81/bin/icuuc52.dll
dist_win81/bin/imageformats
dist_win81/bin/imageformats/qjpeg.dll
dist_win81/bin/libgcc_s_dw2-1.dll
dist_win81/bin/libstdc++-6.dll
dist_win81/bin/libwinpthread-1.dll
dist_win81/bin/platforms
dist_win81/bin/platforms/qwindows.dll
dist_win81/bin/Qt5Core.dll
dist_win81/bin/Qt5Gui.dll
dist_win81/bin/Qt5Multimedia.dll
dist_win81/bin/Qt5Network.dll
dist_win81/bin/Qt5Widgets.dll
dist_win81/bin/qtbrynhildr.exe
dist_win81/doc
dist_win81/doc/window81update.txt
dist_win81/vcredist
dist_win81/vcredist/vcredist_sp1_x86.exe
まず、「EXEpress Lite 6」を入手して、インストールします。起動すると以下の様なウィンドウが表示されます。
まず、インストーラを作る前に構成ファイルを固めた"cabファイル"というものを作る必要があります。「書庫作成」のボタンを押します。「EXEpress Compressor」というウィンドウが出てくるので、"dist_win81"を探して、左の「書庫ファイル」と表示された所にドラッグ&ドロップします。一応左側に現れた"dis_win81"をクリックして構成を確認します。確認できたら、「ファイル」メニューから「書庫ファイルを作成して終了」を選択して"cabファイル"を作成します。しばらくするとウィンドウは閉じられ、デスクトップに「EXEpress Project.cab」というファイルが現れました。
EXEpress 6 Liteのウィンドウは以下のようになります。
「自己解凍化する車庫ファイル名」はそのままでいいので、「生成する自己解凍実行ファイル名」、「ウィンドウタイトル」、「メッセージ」を変更します。後者2つは日本語だけでなく、英語も変更します。
「日本語」
「英語」
次に「詳細設定」ボタンを押して、詳細な設定を変更します。以下は初期画面です。
まず、「解凍」タブを選択して解凍先を指定しました。"Program Files"の下にQtBrynhildrというフォルダを作って、その下に展開するようにします。
次にデスクトップのみにショートカットを作成するようにしたいので、「ショートカットの登録」タブを選択して、グループを空にした上で、「作成するショートカットの一覧」に1つ追加しました。スタートアップメニューにはなにも登録したくないので、グループ名を空にします。
ここまで設定したら、とりあえずのインストーラが作成できそうです。「詳細設定」ダイアログを閉じて、「作成」ボタンを押します。一瞬でデスクトップのインストーラの実行ファイルが現れました。
実行すると、なんとなくインストーラが立ち上がりました。
ただし、アンインストーラの設定を端寄ったので、ショートカットとProgram Filesの下のファイルは手で消す必要がありますヽ(´▽`)/
# 「詳細設定」ダイアログの「アンインストーラ」タブで設定できますが、レジストリを汚すので後で検討することにしました。
« Qt 5.3.1がリリースされてました | トップページ | Android用にQt Brynhildr (仮称) をビルドする その1 »
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