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2015年3月

2015年3月31日 (火)

リリース前不具合修正 その3

不具合修正と機能追加を行いました。Ver.0.94としてリリースします。

(注意点)

設定の保存場所が.iniファイル(Windows/Ubuntu共通)に変わりましたので、
Windowsでは事前にアンインストールしてから再度インストールを行ってください。
この場合設定は初期状態に戻ります。

Ubuntuでは"~/.config/mcz-xoxo/Qt Brynhildr.conf"を
"~/.config/mcz-xoxo/Qt Brynhildr.ini"にリネームすれば設定を引き継ぐことができます。

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Ver.0.94
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[新規機能]

フレームレート指定メニュー追加(5,10,20,30,40,50,60,Maximum)
フルスクリーン化機能
「常に最前面に表示」機能
.iniファイルの引数指定機能
起動オプション公開

[デフォルト動作変更]
ロケールでキーボードタイプの初期値を設定するように変更
ネットワークエラー発生時にデスクトップをクリアするように変更

[その他変更]
レジストリ(Windows), .conf(Ubuntu)使用を廃止(.iniへ変更)
メニューの構成を変更
ウィンドウの高さ計算の改善
qtbrynhildr.exeのリソース情報を設定(Windows版)

[不具合修正]
すでにサーバが他のクライアントと接続済みの場合に接続エラーとならない不具合修正


[Windows 7/8/8.1 (32bit/64bit)] Ver.0.94

Giga File便からダウンロード(14.6MB)(2015/4/6までダウンロードできます)


[Ubuntu 14.04 LTS (x86/x64)] Ver.0.94

「qtbrynhildr-ubuntu_x64-v094-20150331.tar.xz」をダウンロード(81KB)

「qtbrynhildr-ubuntu_x86-v094-20150331.tar.xz」をダウンロード(82KB)

2015年3月24日 (火)

リリース前不具合修正 その2

不具合修正と機能追加を行いました。 Ver.0.93としてリリースします。

(*) マルチモニタ対応機能は十分試せていません…とりあえず切り替えることはできるはず…

(*) アイコンはまだオリジナルのままです。ドキュメントなどはまだ未完成です。

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Ver.0.93
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[新規機能]

マルチモニタ対応

フレームレート指定(maxfps相当) (FPS値指定のための設定インタフェースは検討中)

[設定フラグ追加] : 設定インタフェースは検討中

終了時の確認ダイアログの表示/非表示を指定するフラグを追加 (デフォルトは表示)

サーバ側での操作の許可/不許可を指定するフラグを追加 (デフォルトは許可)

(Ver.0.27の修正ミスでVer.0.92まで挙動が変わってしまってました…Ver.0.26ではサーバ側でも操作可能でした)

[デフォルト動作変更]

サーバ接続時にデスクトップサイズを自動調整する動作をデフォルト動作に変更

サーバ接続時にデスクトップをクリアするように変更

[その他変更]

メニュー項目の有効化/無効化の制御を追加

[不具合修正]

実際に接続に成功していない場合でもステータスバーが"connected : xxxxx"となる不具合修正

(1) パスワードが不正の場合

(2) LAN(同じネットマスク内)のIPで存在しないIPを指定した場合


[Windows 7/8/8.1 (32bit/64bit)] Ver.0.93

GigaFile便からダウンロード(14.6MB)(すみません、現在はダウンロードできません)


[Ubuntu 14.04 LTS (x86/x64)] Ver.0.93

「qtbrynhildr-ubuntu_x64-v093-20150324.tar.xz」をダウンロード(78KB)

「qtbrynhildr-ubuntu_x86-v093-20150324.tar.xz」をダウンロード(78KB)

2015年3月22日 (日)

バグですね…

「実際に接続完了していないのにステータスバーが"connected: xxxxxx"と表示される」
の修正が中途半端でした。

以下の報告を頂きました。

> 「パターン1」
> ・qtbrynhildrを立ち上げる
> ・ファイル>接続、でわざとパスワードを間違えてPassword Errorのメッセージを出す
> ・右下にconnected: xxxxxxとでてしまう

パスワードエラーを検出した後にステータスバーの更新を忘れていました。

> 「パターン2」
> ・qtbrynhildrを立ち上げる
> ・一度正常にサーバー(私の環境では192.168.24.51のPC)に接続する
> ・ファイル>接続、でわざとLAN上で使われていないアドレス(私の環境では192.168.24.50)を入れる
> ・右下は一旦connected: Noneとなるが、数秒後にconnected: xxxxxxとなってしまう
> なお、この時192.168.24.までは一緒である必要があるようです。
> 例えば、192.168.25.51や192.169.24.51ではconnected: Noneとなりますので正常な動作です。

IPアドレスからサーバの情報を探して特定する時の処理にバグがあり、不正な状態となっていて接続成功と誤判断していました。

> これに関連して、もう一点改良して欲しい点ですが「パターン2」のようにした場合、接続されてい
> ないにもかかわらず正常に接続した時の画面がそのまま表示されてしまいます。実際は接続されてな
> いので、qtbrynhildrを最初に立ち上げたときの様に灰色のウィンドウにするとまぎわらしくなくて
> よいと思います。

これは私も同じように思っていたのですが、後で修正しようと思いながら放置していました。
改善します。


結局のところ時間的制約で一番基本的な使い方、つまり起動して、サーバに接続して作業をし、終了するという最も多いと思われたパターンのみのチェックしかできていなかったというオチです…(;ω;)

2015年3月20日 (金)

ご要望、コメント その2

その1で以下のようなご要望がありました。

6. マウスの位置情報の転送のタイミング

> コントロールをOFFにすればすむことですが、マウスが移動したときだけ位置情報をサーバー側に伝えるようにすれば、
> コントロールがONのままで もクライアント側でマウスを動かさなければ、サーバー側のマウス操作が可能になると思います。

これはVer.0.27の修正(デスクトップ画面のスケーリング機能)をミスった結果のVer.0.26と異なる振る舞いでした。バグと言われても仕方ないです。

Ver.0.26ではサーバ側でも操作可能になっていますが、Ver.0.27からVer.0.92では常にマウスが動いたよとサーバに送っているのでサーバ側では操作出来ないことになっています。

クライアント側からの操作テストはしていたのですが、サーバ側を操作してテストするということが頭から抜け落ちていました。そろそろテストの環境をちゃんと考えなければならないですね。

上記のようにほぼバグではありますが、逆に動かせないようにするということも出来た方がよいという場面があるのではないかと気づいたので不幸中の幸いかなと思うのですが…

デフォルトの振る舞いは「サーバ側で操作できる」こととして、設定変更により接続中はサーバ側で操作できないようにすることも可能にします。

2015年3月19日 (木)

Brynhildr 1.1.0 がリリースされました

Brynhildr 1.1.0 がリリースされました。

これで Brynhildr/Siegfriedの両方でパブリックモードが標準で有効となりました。

ただし、昔の設定ファイル brynhildr.ini/siegfried.ini を使っている人は

publicmode=0

と書いたままだとやはりパブリックモードは封印されてしまうので

publicmode=1

を確認していただかないといけません。以前の設定を利用したい方はお気をつけください。

それぞれの最新版を0から導入する場合は初期状態で

publicmode=1

となるそうです。

(追記)

 サーバを Brynhildr 1.1.0 に置き換えて簡単な動作確認を行いました。特に問題は見つかりませんでした。

2015年3月18日 (水)

ご要望、コメント その1

Ubuntu 14.04 LTS (32bit)で試用いただいた方から頂いたご要望、コメントの一部抜粋です。
許可を頂けたので、記録のため投稿しておきます、ありがとうございました。

--------------------------------------------------------------------------------
[構成]
サーバーマシン
Windows 7 Professional
32 bit
Service Pack 1
クライアントマシン
ubuntu 14.04 LTS
32 bit
vmlinuz-3.13.0-46-generic
接続形態
LAN
サーバ
brynhildr (1.0.7)
クライアント
qtbrynhildr (0.90)

--------------------------------------------------------------------------------

1. 全画面表示

> 同じ大きさのディスクトップを表示させる場合を想定すると、全画面表示ができるとありがたいです。

可能だとは思います。私の環境ではそのような状況がなかったので想定外でしたね。

2. マルチモニタ

> サーバー側をマルチモニタにしている場合を想定すると、マルチモニタができるとありがたいです。

現在はメインモニタ(モニタ1)のみですが、機能追加は可能です。
簡易的な実装としてはモニタの選択機能の追加でしょうか。同時に見たいとなると少しオオゴトです。

3. 画像転送速度(fps)の調節

> クライアント側のCPU使用率を低くするためにbrynhildrで実装しているmaxfpsの項目をQt Brynhildr.confに
> 追加していただけるとありがたいです。今は、とりあえずQt Brynhildr.confでdesktopScalingType=1にして、
> サーバー側のbrynhildrでmaxfps=2にして対応してます が、サーバー側でmaxfpsを少なくするとすると余裕のある
> PCからの接続もfpsが低下しますので、やはりクライアント側でmaxfpsを調節できる方がよいです。

maxfps相当の機能を追加することはできます。これによりサーバの負荷をコントロールできます。
現在はパブリックモードでサポートされる最大30FPSくらいを目処に表示しようとします。

4. 引数で設定ファイルを指定できるようにする

> 現状は、~/.config/mcz-xoxoのQt Brynhildr.confだけと思いますが、例えば、
>
> ./qtbrynhildr -config ~/.config/mcz-xoxo/PC1.conf
>
> の様に使えるようになると、複数のPCに接続する場合に個別に設定できるようになりますので便利と思います。

現在はQtの機能で設定の読込み/保存を行っているのでWindowsの場合レジストリから、UNIXならば上記のファイルからという風になっています。指定のファイルへの読み書きに変更するような仕組みを実装をすれば可能ではあります。

5. 終了時の確認をなくす

> qtbrynhildrを終了するとき、ダイアログが出てきますが、ほとんどの場合が終了させようとの意識での
> 操作ですので一発で終了できる方がよいと思います。

私自身の体験としてWindowsで「最小化」しようとして「X」ボタンを押してしまったことがあったのでこのような仕様になっています。終了時に確認ダイアログを出さないようにするという設定があればよいかもしれません。

6. マウスの位置情報の転送のタイミング

> コントロールをOFFにすればすむことですが、マウスが移動したときだけ位置情報をサーバー側に伝えるようにすれば、
> コントロールがONのままで もクライアント側でマウスを動かさなければ、サーバー側のマウス操作が可能になると思います。

現在の実装ではコントロールをONにしている間は常にクライアント側がすべてのコントロールを握っているという形になっています。

これがクライアントが接続した状態であっても、サーバ側での操作も可能であるほうが望ましいのかはちょっと考えないといけない気がします。

もし実現するならば、入力デバイスに変化がなければ動的にコントロールをOFFにする仕組みをいれるということになるかと思います。

7. クリップボードの共有

> プロトコルが公開されてないので無理とは思いますが、日本語対応のwindowsとubuntuのクリップボードの共有が出来るとよいです。

パブリックモードでファイル転送とクリップボード共有の仕様が公開されたら対応する予定ではあります。今後Brynhildr/Siegfriedにおいてパブリックモードは標準で有効になるそうなのでそのうち仕様が公開されるかもしれません。

8. debianでの使用 (コメント)

> たまたまdebian-7.8.0-i386-netinst.isoをインストールした環境があったので試して見ました。
> ほぼubuntu 14.04 LTSと同じ様に使用できます。一点不具合は、qtbrynhildrのウィンドウサイズと
> スケーリングで縮小されたサーバー側のデスクトップサイズが一致せず、スクロールしないと下端と右端が
> 見えないことです。qtbrynhildrのウィンドウを最大化するともちろん見えるようになります。
> debianはサポート外とのことですがご参考まで。

恐らく、私のデスクトップ環境に依存したサイズ情報を使っているためだと思います。
今は私の環境依存なサイズ情報をハードコーディングしているので、そこを改善すれば対応可能かもしれません。デスクトップ環境に依存しない形でサイズ情報を取得できるような仕組みにする必要がありますね。

2015年3月17日 (火)

リリース前不具合修正 その1

Thunderbirdの迷惑メールホルダーに落ちていた不具合報告メールに気づきました…すみません。

ReadMe.txtにも追加しましたが、今後は件名に"[Qt Brynhildr]"という文字列を先頭に入れていただけると迷惑メールを回避するように設定しますのでよろしくお願いします。

不具合は以下の2つです。

1,サーバ接続中に再度別のサーバもしくは同じサーバに接続しようとするとハングアップする

2,実際に接続完了していないのにステータスバーが"connected: xxxxxx"と表示される

すべてのプラットフォーム(Windows/Ubuntu 14.04 LTS(x86/x64))で発生します。

1は想定して実装したつもりでしたが実際にテストし忘れてました、2は不具合と認識していましたが優先度を低くしていました。


上記2つの不具合修正に以下の変更を加えてVer.0.92としました。(あ、書き忘れましたがまだβテスト中ではありますので…)

1,ウィンドウアイコンの暫定登録(IchiGekiさんの許可を得て抽出したBrynhildrのアイコンデータで、まだ無修正です)

2,Windows版インストーラの改善(日本語英語対応、アンインストール時のレジストリ完全削除)


[Windows 7/8/8.1 (32bit/64bit)] Ver.0.92

Giga File便からダウンロード(14.6MB)(すみません、現在はダウンロードできません)

[Ubuntu 14.04 LTS (x86/x64)] Ver.0.92

「qtbrynhildr-ubuntu_x64-v092-20150317.tar.xz」をダウンロード(73KB)

「qtbrynhildr-ubuntu_x86-v092-20150317.tar.xz」をダウンロード(73KB)

2015年3月14日 (土)

Windows XPで動かすには…その後

ノートPCが退院してきたので、早速WindowsXPで動作確認しました。

static linkしなければXPでも起動はしますが、デスクトップ画像の描画(QImage::loadFromData())で失敗します。
このメンバ関数から呼ばれる下位の関数がJPEGファイルデータの展開に失敗するようなので同じバイナリを利用することはできなさそうです。

需要があったら検討することにします…

再びAndroid向けにビルドしてみる

随分昔にAndroid向けにビルドしたことがあったのですが、実装自体もほぼ固まったので再びツールを最新に更新して試しました。手順を追って書きます。前回はLinux上でビルドしましたが、今回はWindows(Cygwin)上で。

1,Qt5.4.1 for Androidをダウンロードします

http://download.qt-project.org/official_releases/qt/5.4/5.4.1/qt-opensource-windows-x86-android-5.4.1.exe

2,Qt5.4.1 for Androidをインストールします

c:\Tools\develop\Qt\Qt5.4.1_x86_android にインストールしました。

3,PATHを設定します

PATH=/c/Tools/develop/Qt/Qt5.4.1_x86_android/5.4/android_armv7/bin:${PATH}

4,NDKをダウンロードします

http://dl.google.com/android/ndk/android-ndk-r10d-windows-x86.exe

x86_64もありますが、ここではx86を選択します。qmakeがデフォルトでx86向けにMakefileを作るようなので。

5,NDKを展開します。

c:\Tools\develop\android にexeをコピーして展開しました。カレントディレクトリに展開されるようになっています。

6,環境変数ANDROID_NDK_ROOTを設定します

ndkを展開した場所を設定します。

 set ANDROID_NDK_ROOT=c:\Tools\develop\andoird\android-ndk-r10d

Cygwin表記でなくDOS表記でなければなりません。私はRapidEnvironmentEditorで個人設定を追加しました。

7,NDKへのPATHを設定します

PATH=/c/Tools/develop/android/android-ndk-r10d:${PATH}

8,qmakeを実行します。

これでAndroid用の実行バイナリのビルドを行うMakefileが出来上がります。ソースコードは一行も変更していません。

前回と異なるのはQtで閉じていないという点です。前回はQtNetworkを使いましたが、今回はWindowsではWinSockを使いますし、Linuxではsocketを使います。Q_OS_WIN、Q_OS_LINUXというマクロで切り分けているので実装不足のエラーとなるだろう思っていました。本当はQ_OS_ANDROIDで記述すべきなのだろうと思っていました。

どんな感じでエラーが出るだろうかと思いビルドしていましたが…なにごともなく終了しました。

libqtbrynhildr.soも出来上がってます。

調べてみたら、Q_OS_ANDROIDに加えてQ_OS_LINUXも定義されているようです。ということでネットワーク周りはそのまま使えるかもしれません。

後はこのNativeコード(libqtbrynhildr.so)のエントリーポイントを呼び出すJava wrapperを作ればよさそうなんですが、なんか手順とか作法とか面倒そうですね…

2015年3月11日 (水)

Windows XPで動かすには…

今はstatic linkで実行ファイルを1つにまとめているのですが、これをXP SP3(32bit)にインストールしても

「dll内に必要なライブラリ関数がないぞ!」

と怒られて起動できません。

試しにQt5.4.1でダイナミックリンクの形で作ったものをWindows XP Pro SP3(32bit)にそのままコピーして実行してみました。

「お、立ち上がる…」

20150311_170331

早速動作を確認しようとしましたが、いつも使っているノートPCが現在入院中でVMwareをインストールしている開発マシンしかサーバにできません。

開発マシン上でBrynhildrをサーバモードで動かしつつ、同じマシン上のVMwareにインストールしたXPで動作確認することはできません。(;ω;)

どちらも同じマシン上なのでキーボードやマウスの動きがこんがらがってしまいます(*^-^)

実機のXPで試せる人がいればいいんですが、ノートPCが戻ってくるまで待ちますか。

さすがにWindows2000はもう無理だと思うのでnativeなBrynhildrを使っていただくしかなさそうです…

2015年3月10日 (火)

βテストに移行してみる

バージョン番号が少し低すぎて印象があまりよくなさそうなのと個人的に検証できるレベルでは安定したと思うのでver.0.28→ver.0.90に上げてβテストレベルとしました。次はリリースできればいいなぁと思っているのですが。

機能的には、

1,デスクトップのスケーリング(0.1倍から2倍までの20段階)機能
2,ウィンドウサイズを小さくした時にスクロールバーを使えるようにした

くらいの変更です。不具合修正はありません。

Windows版はまたGiga File便を使ったので1週間で失効します。(次はちゃんと考えますので…)

(*) パグリックモードにおいて公開されていないファイル転送とクリップボード共有の機能はまだありません。
どのくらいの人が使いたいとお思いなのでしょうか…


[Windows 7/8/8.1 (32bit/64bit)] Ver.0.90

GiGa File便からダウンロード(14.6MB)

(*) VC++2010のランタイムを入れなければ6MB程度です。正式リリース時はランタイムを除けばいいのかも。


[Ubuntu 14.04 LTS (x86/x64)] Ver.0.90

「qtbrynhildr-ubuntu_x64-v090-20150310.tar.xz (68KB)」をダウンロード

「qtbrynhildr-ubuntu_x86-v090-20150310.tar.xz(68KB)」をダウンロード


ビルド作業が煩雑になりつつあるので、早めにソースパッケージをリモートリポジトリ(GitHub)に載せたいと思います。

2015年3月 9日 (月)

とりあえず今必要そうな機能は実装しました

現在公開されているパブリックモードでできる最低限必要そうな機能は実装したと思います。
あとは動作チェックをして機種依存な不具合などの報告があればを潰していきたいです。

Windowsで動作した方がいらっしゃったら、ご報告いただけると助かります。Ubuntu x64な方も…

そういえば…本日でGiga File便によるWindows版 ver.0.26のダウンロードは失効します。

とりあえずUbuntu 14.04 LTS (x64)/(x86)のver.0.28を先行リリースします。
Windows版はちょっと置き場を考えます。(Ubuntu版はstatic linkでないので小さいのです)

[Ubuntu 14.04 LTS x64版 ver.0.28]

「qtbrynhildr-ubuntu_x64-v028-20150309.tar.xz」をダウンロード

[Ubuntu 14.04 LTS x86版 ver.0.28]

「qtbrynhildr-ubuntu_x86-v028-20150309.tar.xz」をダウンロード

----------------------------------------------------------------------
変更履歴 (テストバージョン暫定)
----------------------------------------------------------------------
Ver.0.28 : サーバ側でのスケーリング機能追加

Ver.0.27 : クライアント側でのスケーリング機能およびスクロール機能追加

Ver.0.26 : αテストバージョン (デスクトップサイズ固定)

2015年3月 8日 (日)

Brynhildrサーバ側でのスケーリング

ver.0.27ではクライアント側でスケーリングする機能を実装しましたが、サーバ側にスケーリングを要求する仕組みも実装しました。サーバPCのマシンパワーが高ければそちらで処理したほうがクライアントは処理が軽くて済みます、たぶん。

パブリックモードで公開されているヘッダにはzoomというfloat型パラメータがありまして、この値を2にするとデスクトップ画像のサイズが4分の1になります。つまり…これまで実装してきた倍率(factor)という値の逆数の概念になります。これまで実装した仕組みを利用するにはサーバに送る数値はこれまでの数値の逆数をセットすればいいようです。

とりあえずデフォルトではクライアントでスケーリングすることにしました。サーバへスケーリングを要求できるのですがどうやら切りが良い特定の数値に丸められる(?)ようです。1.0.7だと0.25, 0.5, 0.75, 1.0の4つのみのサポートのようです。

クライアントが非力なのでどうしてもサーバ側でやってもらいたいという場合のために切り替える仕組み自体は入れておきましたが、必要になったら公開しましょう。

というわけで、このサーバ側でのスケーリング機構を入れてver.0.28としました。(牛歩戦術のよう…)

2015年3月 7日 (土)

スケーリングとスクロールエリア

デスクトップウィンドウサイズを10分の1(0.1倍)から2倍までを20段階でスケーリングするスライダーダイアログを追加し、スクロール可能としました。

20150307_194835

これでモニタ画面の小さい私のUbuntu 14.04 LTSの実機PCでもメインWindowsマシンの大きなデスクトップ画面を操作できるようになりました。

とりあえずver.0.27としましたが、そろそろ更新履歴(ChagngeLog)のメンテナンスをちゃんとしなければならないです。

2015年3月 6日 (金)

スケーリングしてみました その2

メニューからダイアログを立ち上げてスケーリングを変更できるようにしてみました。

モーダルではないので横に表示させておいて、必要な時に拡大・縮小ということもできます。GUIのデザインはちょっとセンスがないのですが(^-^;

スケーリングの情報は終了時に保存するので、次回起動時にも有効になります。

スケーリング機能のテスト動画

あとはスクロール可能にすれば、ある程度小さなディスプレイで使いやすくなるような気がします。

スケーリングしてみました

デスクトップ画像のスケーリングの仕組みだけ入れてみました。

今回はクライアントマシン側でスケーリングする方法をとります。サーバ側でスケーリングしてもらうことも可能ですが当然サーバ側の負荷が上がりますし、とりあえずクライアント側でスケーリングする仕組みも入れておいて問題はないと思いますので。

パブリックモードでは通常のJPEGファイルのイメージが1枚1枚送られてくるので、クライアントではこれを紙芝居のようにせっせと描画しています。今は素のJPEGファイルをQtさんにそのまま(サイズも変えず)表示してもらっています。

具体的にはQImageというクラスがありまして、

QImage image;

image.loadFromData((const uchar *)buf, len, "JPEG");

という感じでメモリ上に受け取った長さlenバイトのJPEGファイルのイメージをQImageのデータに変換します。

これをウィンドウの再描画の時に使うのですが、スケーリングしたい場合は再描画する前に、このimageのデータをスケーリングしてしまえば、再描画の部分は変更しなくても良さそうです。

QtAssistantを起動しまして、QImageのドキュメントを調べると、scaled()というメンバ関数が使えそうです。
スケーリングの指定サイズと縦横比を保持するか否かと変換品質(速さ優先 or 画質優先)の3つのパラメータを指定すれば良さそうです。

デスクトップ画像なので縦横比は保持したほうが良さそうです。変換品質に関してはマシンパワーがあれば画質優先したいですが、ここは選択できてもよいかと思います。最後にサイズなのですが、スケーリングの倍率だけ指定するのが簡単でよいのですが、引数としてはサイズの指定が必要になります。

このサイズの指定にはQSizeというクラスのインスタンスを指定できるので、このQSizeについてQt Assistantで調べてみました。

QSize & operator *=(qreal factor)
const QSize operator *(const QSize &size, qreal factor)

というのがちゃんと定義してありますね。

size *= 0.5;

とか書くとsizeが0.5倍のサイズに変更できるんですね。これを使えば、この倍率(factor)だけ指定するようにすれば簡単で良さそうです。

ということで、これまで調べた情報を元に仕組みだけ入れて実験しました。

インタフェース的にはスライダーとかにするとウニョウニョと拡大・縮小できて面白いのですが、すぐ飽きるかもしれませんね。

0.5倍でテストしました。画質優先を指定しています。通常のサイズで見るとかなり画質が違いますね。

Ws000001

あまり小さくし過ぎると作業が困難になりますが、サーバの状態を監視するくらいなら問題ないでしょうね。

2015年3月 5日 (木)

アプリケーション設定情報の在処

Qt Brynhildr (仮)のアプリケーション設定情報はQSettingsというクラスの機能を利用して保存/読込みを行っています。
設定を保存する場所はOSによって変わるようで、例えばWindowsだとおなじみのレジストリに保存されますし、
Linux (Ubuntu)だとホームディレクトリの下の.configディレクトリの下だったりします。

Linuxの設定ファイル内容はこんな感じです。"Qt Brynhildr.conf"というファイル名でmcz-xoxoディレクトリの下に配置されます。

[General]
geometry=@Rect(55 14 1366 818)
graphicsBufferSize=1048576
keyboardType=0
onControl=true
onGraphics=true
onSound=true
outputGraphicsDataToFile=false
outputLog=false
outputSoundDataToFile=false
portNo=55500
serverName=funfun-PC
serverType=2
soundBufferSize=524288
soundQuality=3
videoQuality=5


windowsだとこんな感じです。

Ws000000


これらの情報は基本的にアプリケーションが自分で管理するのでおかしな値がセットされることはないはずなのですが、例外がありまして…それは、

”作者がバグを入れてしまった時”

でございます。

去年6月にQt Brynhildr (仮称) for Linux (Ubuntu 14.04 LTS)でアップロードしたUbuntu 14.04 LTS版 v0.05にはバグがありまして、不正な設定情報ファイルを生成してしまいます。具体的には"soundQuality"の値で、v0.05ではやけに大きな値が入っています。

このため正しい値のチェックをするようになったv0.26を起動するとsoundQualityの不正値を見つけて強制終了します。

このv0.05版を一度でも起動したことのある方は、v0.26が起動できません。

このような現象に遭われた方はお手数ですが上記のファイルを削除してから起動をお試しください。

Windows版は今回が初めてなので問題ないはず…です。

2015年3月 4日 (水)

デスクトップ画面のサイズ

デスクトップのサイズ、今は等倍(実際のサーバの画面サイズと同じ)です。小さなデスクトップで起動すると時々表示した途端に画面外へはみ出て困ったことになります。

Brynhildrのように拡大・縮小サイズが選択できればいいんでしょうね。

縦横比を保ったまま無段階で拡大・縮小できればよさそうです。インタフェース自体は10段階とかでもよいですけど。

公開されている通信ヘッダを見るとzoomというfloat型のパラメータがあるので、これに"0.5"とかセットすると1/4サイズになったりするのかもしれません、実際に実験しないとなんとも言えませんが。等倍サイズのデータを受信してクライアント側で拡大・縮小処理するという方法もあります。トータル(サーバ、クライアント)で軽くなる方向で考えないといけないですね。

あとScrollAreaに今のメインウィンドウを載せてスクロール可能にもしておかないといけない…

Ubuntu 14.04 LTS (x86) 版を作ったら…

久しぶりにx86版を作ってみました。以前試した仮想環境は綺麗さっぱり消し去っていました(;ω;)
ので環境から整備し直しました。

1, Ubuntu 14.04 LTS 日本語Remix版のi386 DVDイメージをダウンロード

2, VMware上にインストール

3, ネットワーク周りを整備

4, Qt5.4.1をダウンロードしてインストール

5, openGLのライブラリをインストール

6, g++をインストール

7, ソースコードを転送

8, ビルド環境をセットアップ

9, ビルド

10,動作確認

Windowsサーバのデスクトップが表示されて、サウンドが再生されてるなぁくらいの動作確認なんですが…

[Ubuntu 14.04 LTS (x86)]

「qtbrynhildr-ubuntu_x86-v026-20150304.tar.xz」をダウンロード

これもやっぱり見分けがつかないと思いますが、Ubuntu 14.04 LTS 日本語Remix (x86) のスクリーンショットです。(*^-^)

アイコンを登録していないので「?」となって、なんだか寂しいですね…

20150304_113422

(追記)

もしも古いQt Brynhildrを試したことのある方は実行前に~/.config/mcz-xoxo/Qt Brynhildr.confを削除してください。保存している設定値が間違っている可能性がありAssertionに失敗して起動できない可能性があります。

2015年3月 2日 (月)

αテストバージョンらしきものを配布してみる

簡易ドキュメントを書いてみたものの、いつまで経っても十分とは思えないので、とりあえず公開してみます。

あくまで開発途中版なので、ご承知おきください。

ブリュンヒルデ (Brynhildr) パブリックモード クライアント Qt Brynhildr (仮) Ver 0.26 です。
#まだ、(仮)かい…

[Windows 7/8/8.1]

Giga File便からダウロード

(*) 一週間だけダウンロード可能です…(2015/3/9まで) [置き場がなかったもので、すみません]

[Ubuntu 14.04 LTS (x64)]

「qtbrynhildr-ubuntu_x64-v026-20150302.tar.xz」をダウンロード

(*) とりあえず今回はcocologにファイルアップロードしますが、今後は分かりません。


インストールもしくはアーカイブを展開後に出てくる簡易ドキュメントReadMe.txtをご覧の上お試しください。

不具合がまだまだありそうですので、brynhildrのreadme.txtから以下の一行を引用させていただきます。

 ・御利用上において如何なる被害損害等が発生した際も当方は一切関知致しません

というか保証できません…怖いものが見たい人向けです。

安定版までお待ちいただいたほうがよいかも(*^-^)

あ、パブリックモードなので今はファイル転送、クリップボード共有はできません。

(追記)
全然優秀ではございませんです… > IchiGekiさん

IchiGekiさんのブログでご紹介いただきました…ありがとうございます。

Ubuntu 14.10 (x64)でも試す

VMwareにインストールしっぱなしだったUbuntu 14.10 (x64)でも試してみました。

Qt5.4.1をインストールして、14.04でビルドしたバイナリを転送したら、なんとなく動きました。
14.04で必要だったopenGLのライブラリ類はインストールしなかったのですが、大丈夫でした。

カーネルは普通にシステムアップデートしたものなので、3.16.0-31-genericです。
ちなみにgccは4.9.1。

今度はFreeBSDでソースコードからビルドして…とかやりだすとキリがないので、まずはWindows/Ubuntu 14.04で不具合を潰すことに専念します。

多分分からないと思いますが、Ubuntu 14.10 (x64) 日本語Remix版です。

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