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2015年11月

2015年11月12日 (木)

Ubuntu 15.10 で試してみました

Ubuntu 15.10 日本語 Remix がリリースされたので動作確認しました。

http://www.ubuntulinux.jp/News/ubuntu1510-ja-remix

Qt5.4.2がすでに含まれているため、Qt Brynhildr のパッケージを展開してすぐに実行できました。メニューもウィンドウ上に出るので新たにQt5.4.2をインストールする必要はなさそうです。

と、思ったらサウンド関係で上手く動かないですね…とりあえず公式配布版Qt5.4.2をインストールすればサウンドもうまくいくようです。なぜでしょうか…

Ubuntuに含まれているQt5.4.2で作りなおせばよいのかもしれませんが…さて…

(追記)

libqt5multimedia5-plugins パッケージが必要でした。

sudo apt-get install libqt5multimedia5-plugins

(*) プラグインは全部入ってると勝手に思い込んでました…

2015年11月10日 (火)

Qt Brynhildr on iOS

最後に、iOS向けのビルドだけ確認しました。

シミュレータはデフォルトの iOS9.1/iPhone6s です。ビルドは一応出来ましたがウィンドウサイズなどの細かい調整が必要そうです。

(*) 強制的にメニューを表示させています。

20151110_1759292

手元で試せるデバイスは、とりあえずすべてビルドまで確認しました。

2015年11月 9日 (月)

Qt Brynhildr on Cygwin x64

Windows版があればいらないじゃんと思いつつも、Cygwin-Native(?)なQt Brynhildr を作ってみました。

CygwinにはQt5.5.1のパッケージが含まれているのでそのまま使えます。ただし、標準ではインストールされないので"qt5"で検索して、選択するのが面倒なので見つかったパッケージを全選択でインストールしました。

qmake コマンドはcygwinでは、"qmake-qt5" という名前になってました。

ソースパッケージ自体はまだ対応していないので、手動で "qmake-qt5" を実行してMakefileを作り、ビルドしました。

src/config.h に Q_OS_CYGWIN に関する記述を追加します。扱いに関してはQ_OS_LINUXと全く同じにしました。

20151109_163612

FreeBSD 同様まだ日本語フォント環境が整ってないので、LANG=Cとして英語環境で起動しました。

Qt5のライブラリ中で呼んでいるshmget() が時々失敗してフリーズするので、サウンド周りも含めて調査が必要そうです。

とりあえずビルドは出来たので、しばらく放置かと…

(追記)

Ubuntu x86 でも発生するのですが、shmget() が Invalid Adrgument(22) で返ってきているので、デスクトップ画像用の共有メモリの確保に失敗しているようです。そんなに画面サイズが大きい訳ではないのですが、そんなにshmget()の最大サイズが小さいのでしょうか…

2015年11月 8日 (日)

Ver.1.2.0-RC9 リリース

Ver.1.2.0-RC9 をリリースします。

以下からダウンロードできます。(Windows/Linux/Mac版)

https://github.com/funfun-dc5/qtbrynhildr/releases

サポートOS, パッケージを整理しました。Linux版はQt5.4.2で、他はQt5.5.1でビルドしています。
機能的な変更はありません、キリの良い所で区切りをつける意味合いが強いです。

[Windows版]

Windows XP (64bit/32bit)以降

[Linux版]

Ubuntu 14.04 LTS以降 (x64/x86)
CentOS 7 (x64)

[Mac版]

Mac OS X 10.10(Yosemite)以降

(*) ドキュメントを同梱していないので、別にzipで固めて用意してみました。

-----------------------------------------------------------------------------------
Ver.1.2.0-rc9
-----------------------------------------------------------------------------------
[その他変更]
・Linux版以外はQt5.5.1でビルドするように変更 (ダイナミックリンク版に移行)

-----------------------------------------------------------------------------------
[SHA256SUM]
-----------------------------------------------------------------------------------
eb328f349b3d36193387127403176ef89119fbec44dcf3e7b01ff6b97391d321 *qtbrynhildr-linux_x64-v120-rc9.run

ec71c5c4df9e91ef4d1ddee742972f60c44d22da25224c53eb579ccccd438c08 *qtbrynhildr-linux_x86-v120-rc9.run

42fabf995f8eb7f00b1a225ffb286f3999fb78e31f767e82ec0d9cd4eb839eb5 *qtbrynhildr-macosx_x64-v120-rc9.dmg

f4e356c1126f319a08e61161d3c03fc582cef16138729ce71cd97138b9175c8d *qtbrynhildr-windows-v120-rc9.exe

bacc6bc0fe96bb0898ca18b3aff5097752db5e8fe793f9feb1f6fe73a51ad8c2 *qtbrynhildr-document-20151108.zip

2015年11月 7日 (土)

気分転換ばっかりで、進みません

Docker用にちょっとCentOS 7 (x64)を整備したついでにビルドしてみました。

公式配布版の Qt5.4.2 をインストールしてMesaの開発パッケージを入れたら、修正無しでビルドできました。
パッケージ作成まで正常に終了しました。(Sphinxをインストールする必要がありますが)

ただし、ディストリビューションまで識別していないのでパッケージ名が"ubuntu"になってますけど(◎´∀`)ノ
まぁ、基本的に同じアーキテクチャのLinuxなら同じバイナリが使えるので"ubuntu"でなく"linux"にしちゃえばいいという気もしますが…(でも、Debianでは少し不具合報告があった記憶があるので)

サウンドも全く追加設定無しで再生されますね。

Centos_64_20151107104505

(追記)
CentOSインストール時に"GUI + 開発ツール"を指定したのでいろいろとインストール済みだったのかもしれません。

2015年11月 6日 (金)

VMwareがつながらない

昨日、VMware上の仮想マシンにネットワークがつながらないことに気づきました。

NATを設定しているのですが、ffftp で接続しようとしてもダメみたいです。

VMware Workstation 12 Pro を12.01にアップデートしたのですが、それが直接の原因かは分かりません。とりあえずネットワーク・アダプタを確認するとVMnet1とVMnet8がなくなってます。

「なんだこれ」と思いながら、早速VMware Workstationを起動して、「仮想ネットワークエディタ」を起動してみます。

すると「VMnet1」と[VMnet8」の「ホスト接続」が「接続済み」になっていません。アダプタがないのですから、接続のしようがないですよね。

しかたないので、「設定の変更」をポチッと押して、「デフォルトに戻す」を押して、アダプタ一式を再設定させました。

しかし、待てど暮らせど「VMnet1」がインストールされません。デバイスマネージャに一瞬表示されますが、長い間待たされて最後に失敗して消えます。

いろいろと試行錯誤してみました。

結局最初のVMnet1/8が消えた原因は分からないのですが、VMnet1の再インストールするためには、セキュリティ対策ソフトの無効化(私は一度アンインストールしました)が必要でした。

完全にアンインストールしないとそのセキュリティソフト自体も再インストールもできなくなるという状況に陥ったので、バックアップイメージで一度昨日の状態に復旧してから、正規の手順でまずセキュリティ対策ソフトをアンインストールするところからやり直しました。

セキュリティ対策ソフトをアンインストールしてから、VMware Workstation, VirualBox とインストールしてやってからセキュリティ対策ソフトを再インストールして、ようやく快適な環境に戻りました…思ったよりもハマりました。

あと、Ubuntuを固定IPで設定していたので、NATの設定(サブネットIPとゲートウェイ)も元の状態に戻す必要がありました(;ω;)

(追記)

結局、VMware Toolsをインストールしてドラッグ&ドロップ出来るようにしましたが、さて、どうしたものか…

2015年11月 1日 (日)

Ver.1.2.0-RC8 リリース

Ver.1.2.0-RC8 をリリースします。

以下からダウンロードできます。(Windows版のみ)

https://github.com/funfun-dc5/qtbrynhildr/releases

試験的にWindows用のダイナミックリンク版パッケージを作成しました。

Windows XP/Vista (32/64bit)以降で動作可能…なはずです。

(追記)

Qt5.5.1でパッケージを作り直しました。

-----------------------------------------------------------------------------------
Ver.1.2.0-rc8
-----------------------------------------------------------------------------------
[新規機能]
・設定を初期化する-initオプションを追加

[不具合修正]
・デスクトップの表示、サウンドの再生が正常にできない不具合(Windows版(ダイナミックリンク版))

-----------------------------------------------------------------------------------
[SHA256SUM]
-----------------------------------------------------------------------------------
3ee9e169a6ea2d4daa22c546742917ff350c523cf8a46c56d1c5143e1bc094ba *qtbrynhildr-windows-v120-rc8.exe

そして、やっぱり気分転換を

Windows XP はもういいか…と思い、結局放置していたのですが、やはり気になって調べました。

Qtのドキュメントを読むと Windows XP はデプロイのみサポートしていると書かれています。これは普通に読むと開発環境(インストール先)としてはサポートはしないけれども XP 向けに作ったソフトウェアをリリースすることはできるよ、と受け取れます。

現在Windows版のリリースはスタティックリンク版として実行ファイルを1つにまとめる形で提供しています。スタティックリンク版だと動作条件が少し限定されるので、調査のためにスタティックリンクしない形のパッケージをWindows XP にインストールしてみました。

起動すると、ウィンドウ自体は正常に表示されます。しかし、サーバに接続するとなにも表示されません。で、マウスを動かしてみるとサーバのマウスは動くのでキーボード/マウスの情報は正常に送信できているようです。

なぜ、デスクトップが表示されないのかを調べるために、コマンドプロンプトを開いて、コマンドでQt Brynhildrを実行してみました。というのも、お恥ずかしいことに一部のデバッグログがまだ標準出力(cout)に出力するようになっているためです。

最初、なにも考えず qtbrynhildr.exe を実行していたのですが、出るはずのログが全く出てきません。
昔ハマった記憶が蘇ってきました…。おもむろに、

qtbrynhildr.exe > run.log

ですよね…コマンドプロンプトには出ないんですよね…

ようやくログを確認しました。そうすると、jpegデータのロード(loadFromData())に失敗していました。受信したjpegデータを1枚ずつファイルに残すように指定するときちんと綺麗にjpegファイルは見られたのでネットワーク通信自体には問題なさそうです。

ということで、"Qt jpeg loadFromData Fail"という感じで検索して得られた結論は…

qjpeg.dll がないんじゃないの?

という衝撃的なものでした(涙)

昔、Qtのバージョンを上げて確認した時にqjpeg.dllが不要になっていると勘違いして imageformats/qjpeg.dll をインストールパッケージから外してしまっていたのです。これに気づかず Windows XP にインストールして「動かんな」と結論づけていたのです。

結論としては、ダイナミックリンク版として提供すれば、Windows XP, VistaもO.K.のようですよ、ってことになります。

下は、VMware上のWindows XP Professional SP3 (32bit) で動かしたものです。Vistaは持っていないので確認できないんですよね…

Windows_xp_professional201511012034

(追記)

audio/qtaudio_windows.dll も足りませんでした…。依存関係が辿れない? (pluginだから…)

この結果、XPで普通に動きました…ただし、パッケージのサイズが倍の16MBになります…

タブレット向けに設定の初期値を見直しました

サーバ側でスケーリング処理をしてもあまり改善されないので、アプリケーションとしての設定を見直すことにしました。

1. 画質

タブレットのような小さなディスプレイの場合画質を落としても問題なさそうなので、初期値を”標準”から”最低”に落とします。

2. 音質

こちらも初期値を”標準”から”最低”に落とします。ただ、実験してみると音質を落としてもFPSは改善しないようなので”標準”のままでもよいかもしれません。

3. スケーリングのポリシー

デスクトップPCでは画質重視で処理するような指定になっていますが、タブレットでは速度重視の処理を初期値とします。

Screenshot_20151101113750

サーバ : Windows 10 ノートPC (無線LAN (433Mbps)で接続)

クライアント : Nexus 7 (2013:32GB) (無線LAN (133Mbps)で接続)

で実験すると 今の所 8 (fps) くらいですね…もう少し遅延が改善できないものか思うのですが…

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