Android版 Ver.2.0.0 の作業 その2
libvpx の次に CELT ライブラリを同じく Linux x64上で作りました。
Android NDK に含まれるクロスコンパイル用ツール(gcc他)を使ってビルドします。libvpx を作った時に作成される
libs-armv7-android-gcc.mk
というファイルの内容が参考になりました。例えば以下のような情報があります。
CC=/opt/android-ndk-r14b/toolchains/arm-linux-androideabi-4.9/prebuilt/linux-x86_64/bin/arm-linux-androideabi-gcc
CXX=/opt/android-ndk-r14b/toolchains/arm-linux-androideabi-4.9/prebuilt/linux-x86_64/bin/arm-linux-androideabi-g++
AR=/opt/android-ndk-r14b/toolchains/arm-linux-androideabi-4.9/prebuilt/linux-x86_64/bin/arm-linux-androideabi-ar
LD=/opt/android-ndk-r14b/toolchains/arm-linux-androideabi-4.9/prebuilt/linux-x86_64/bin/arm-linux-androideabi-gcc
AS=/opt/android-ndk-r14b/toolchains/arm-linux-androideabi-4.9/prebuilt/linux-x86_64/bin/arm-linux-androideabi-as
STRIP=/opt/android-ndk-r14b/toolchains/arm-linux-androideabi-4.9/prebuilt/linux-x86_64/bin/arm-linux-androideabi-strip
NM=/opt/android-ndk-r14b/toolchains/arm-linux-androideabi-4.9/prebuilt/linux-x86_64/bin/arm-linux-androideabi-nm
CELTは基本C言語で書かれているようなので、gcc で コンパイルし, アーカイバ ar でアーカイブして libcelt0.a とすれば、とりあえずは良さそうです。
出来上がった libcelt0.a をコピーして所定の位置に配置し、これまでAndroidでは無効化していた CELT を有効にしてから Qt Creator 上でビルド、実機上で実行して CELT によるサウンド再生を確認しました。
またデータ転送量がWindows上のQt Brynhildr と同程度に削減されていることも確認できました。(右下のフレームレートのところ)
デスクトップ表示のレスポンスは少し改善されましたが、まだ Kero Remote のレベルには達していないのでもう少し調査が必要そうです。
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コメント
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おお、Android版 期待しております
ところで、このソフトはWindowsからAndroidをリモートすることも出来るのでしょうか?
投稿: レン | 2017年8月27日 (日) 20時55分
> ところで、このソフトはWindowsからAndroidをリモートすることも出来るのでしょうか?
今の所Brynhildrのクライアントとしての機能しかないので残念ながら出来ません。
Brynhildrの仕組みを参考にQtのスクリーンキャプチャ機能を使って1秒間に何回くらいデスクトップ画像を転送できそうかなとWindows/Linux/Macで調べたことはあるのですが、そこで止まっています(*^-^)
まずはクライアント機能をちゃんとしないと…と思いまして。
投稿: ふんふん | 2017年8月28日 (月) 08時54分