性能不足
1.0.0をリリースしてから5年目を迎えた2020年になって致命的な実装不足に気づきました。
これは恐らくAndroidで性能が出ない主な理由だと思われます。
かなり前の記事にも書きました「フレーム制御の考慮不足」です。
(考慮不足というか、ほとんど大した制御をしていなかったのですけど…)
フレーム書き換えの速度(FPS)は大きければ大きいほど快適であるわけですが、
この速度はサーバーマシンの性能、クライアントマシンの性能、ネットワークの速度に
大きく依存します。
私の主な開発環境はサーバーマシンの性能普通、クライアントマシンの性能そこそこ高い、
ネットワークの速度結構速いというものであったのですが、これ以外のパターンの環境での
テストが大幅に不足していたのです。(というかほとんどなかった)
私の開発環境では送られてきたデスクトップ画像を十分早く表示できるのでほとんど遅れを
感じることはありません。しかし、マシン性能の低いクライアントまたはネットワークの速度が
遅いような環境ではデスクトップ画像の表示が間に合わないような場合があります。
このような場合の対応として、一時期暫定的な対応策を実装していたのですが
うまく働いていないことが判明して簡易対応に戻していたのです。
これが性能の出ない原因となっていました。
Brynhildrサーバには毎秒30秒でデスクトップ画像を送っておくれと依頼しておきながら、Qt Brynhildrは
処理が追いつかないにもかかわらず、溜まったデスクトップ画像を一枚一枚順に表示しようとします。
この結果どんどんデスクトップの画像が遅れてゆき、ユーザ見えにはただただ遅延が大きくなって
操作しにくいものになります。
1. Brynhildrサーバへの画像転送要求の最適化
2. デスクトップ画像表が間に合わない時のフレーム・スキップの最適化
一番最初に適切に実装する必要のあるところですよね…ここって。
P.S.
もしも、Qt Brynhildrの開発に興味のある方があればご連絡ください。
一人だとペースが上がりませんね…
勉強がてらC#版を作成中です。
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